ヴィッセル神戸第11節8/19柏レイソル戦試合速報
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ホームで3連敗となったこのゲーム。でも、後味の悪い負けではなく、出せるものは出し、若手の活躍が素晴らしいすがすがしい試合でした。
条件で言うと柏が有利な条件ばかりでした。直近の試合では神戸が勝利しましたが、その前は負けてばかり、それに加え神戸は中2日、柏は中3日と日程の優位性も柏にあった中でよく戦った試合だったと思います。

しかも、前半始まって早々にイニエスタが退場となり、その後フェルマーレンも退場となりどうなることかと思いましたが攻撃の連動性が出ており、非常によくボールが回ったと思います。

それでは、フォーメーション、スタメンから前後半と振り返ってみたいと思います。

フォーメーション&スタメン

前節の3バックから4バックに変更してのスタート。個人的には前節の新フォーメーション3バック+3FWがよかったかと思いましたが、従来の攻撃型のシステムに変更してのスタート。スタメンは前節活躍の小田・郷家・藤谷ら若手が起用されました。

FW 郷家 ドウグラス 小田
ハーフ イニエスタ・山口
WB サンペール
SB 酒井 フェルマーレン・大崎 藤谷
GK 飯倉

 

前半ハイライト

試合開始前にドウグラス選手のJリーグ通算100試合出場のセレモニーがありました。
ドウグラス選手にはまだまだ神戸で活躍して頂きたいです。
前半開始早々2分でイニエスタが足にダメージを負います。

柏のオルンガも6分で足にダメージを負います。両チームに少し不穏な空気が流れました。
オルンガが足にダメージを負う前にゴール前にボールを運び飯倉とのほぼ一騎打ち。
飯倉が片手に当ててナイスセーブでした。

神戸の攻撃はサイドを使おうとの意図が見られイニエスタがペナルティエリアの横にパスを出していっていました。
どちらかというと神戸がボールを握れていたと思いますが、前半21分にイニエスタが足の不調を訴え自ら交代の意志を告げピッチを去ってしまい、安井に代わります。

それからわずか7分後の前半28分に今度はフェルマーレンが不調を訴えピッチを去り渡部が入ります。

主力2人が抜けてどうなることかと思ったのですが、全く戦力が落ちたと感じずパスをつなぎ、酒井、郷家がシュートを放ちますが入らず、前半41分には渡部から小田へのパスからのシュートも柏のGK中村にブロックされます。

何度もチャレンジの末の前半終了間際44分に待望の1点目が小田のスピードに乗った前へのドリブルから生まれました。ゴール前で小田がグラウンダーのボールを斜め前に入れ、ドウグラスが引き付けてスルーしその後ろから走り込んだ郷家が2試合連続となるゴールを左隅に決めました。

そのまま前半は神戸リードで終了しました。

後半ハイライト

このままでは終わらない気はしていました。神戸は点はとれるのですが、とられるのもなかなか多いので早めに追加点をとって柏の気持ちを折れればと思っていたのもつかの間、後半開始早々2分程、柏がサイドからの攻撃でいきなり反撃の1撃で同点とします。

追加点をとりたい神戸は安井からドウグラスへのパスをドウグラスが再びスルーで郷家につなぎ強烈なシュートを放ちますが、柏のGK中村のファインセーブではじかれます。

この辺りの時間から柏の中盤が空き始め神戸のボールがつながり始めます。

その後、郷家がPA前でファールをもらい、ドウグラスの直接FKもブロックではじかれ

酒井のサイドから侵入後のシュートも中村にキャッチされてしまいます。

山口のシュートはクロスバーを超えます。

山口も連戦なのですが、「連戦の方が調子がいい」と何とも心強いコメントを残しており、攻守に渡って大事なところに顔を出しピンチやチャンスに絡みます。山口に関しては連戦は返って調子をキープする起爆剤となるのかもしれません。

柏もボールを奪ってからのカウンター後のサビオのシュートを飯倉が再びナイスセーブ

飲水タイム前に酒井が大崎からのパスを追い腰を痛めたようで苦しそうな顔が映されます。

どちらもボールをつなぎ均衡した状態が続きましたが後半31分ついにオルンガの強引なドリブルから勝ち越しの2点目をゆるします。オルンガは7試合連続のゴール。超人の域に達してきています。

突き放された神戸は、後半33分残りの交代枠3回目の3人を使い切ります。
選手交代は1試合5人までできるのですが、交代できるのは3回までなので、今回、イニエスタ、フェルマーレンと2回使ってしまい残り1回しか無かったので交代のタイミングは難しかったと思います。

酒井に代えて初瀬、小田に代えて古橋、藤谷に代えて小川。小川は髪を切って坊主頭になってました。

交代後、神戸の小川と柏の江坂のマッチアップがよく見られましたが、江坂は兵庫県三田市出身で小学校で所属していたクラブチームで小川と一緒だったとのこと。2人にとって懐かしい瞬間だったかもしれませんね。

フレッシュな選手が入り動きがよくなった神戸についに後半43分待望の同点ゴールが生まれます。
安井からパスを出す時に古橋が右斜めに走りそれに釣られた柏DFの間に隙間ができ、そこを安井がドウグラスへの絶妙なパス。それをドウグラスが冷静にゴールに蹴りこみました。

アディショナルタイムに入り、神戸が攻勢をかけますがなかなか決まらず、その後柏の時間となります。神戸に8年在籍していた三原がゴール前にゴールへ向かうセンタリングを恐らくパスで蹴ったのですが、それがそのままゴールへ吸い込まれ3点目。三原は2年ぶりのゴールで頭の上で掌を合わせくるくると回る「三原ロール」と呼ばれるゴールパフォーマンスを披露。悔しくはありますが神戸サポーターにも懐かしいものだったのではないでしょうか。

残りわずかの時間ですが神戸、柏ともに攻撃の手を緩めず走りきりましたが、程なく試合終了となりました。

まとめ

試合結

2-3

神戸の順位は10位となり再び2ケタ台となってしまいました。

しかし試合内容は両チームともこの暑さの中よく走りきり十分に賞賛されるべき試合内容でした。最後の柏の3点目は不運だったかもしれません。柏のオルンガを見ているとロシアW杯のベルギー代表のルカクを思い出しました。大きくて早く力強いこの様な選手との対戦で世界との差をうめていければいいと思います。

神戸の試合内容はイニエスタ、フェルマーレンを欠いたことを忘れさせるような若手の躍動がみられ十分に戦えることを証明してみせました。郷家選手は2試合連続となるゴールです。スタメンとしてやる力が十分にあると思います。小田戦手も待望の初ゴールまであと1歩。このまま試合に出る機会が増えれば初ゴールもそう遠くは無いと思います。それから安井選手の的確なパスは「そこによく通したね」と思えるものが随所で見られました。そしてドウグラス選手が100試合目の記念マッチで決めたゴール。2つのゴールは神戸のパスワークから生まれたゴールでした。

不思議なもので前節は同点だったにも関わらず、負けたような後味の悪い試合でしたが、今節は負けたにも関わらず両チームの出せる力を出し切った好カードで、神戸にとっても新時代の幕開けを予感させるような清々しい試合でした。

この連戦を通して、控えの選手も含めた全員サッカーを完成して頂きたいです。気持ちを切りかえて次節に臨んでもらいたいと思います。