ヴィッセル神戸第13節8/29横浜Fマリノス戦試合速報
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今回の引き分けは勝ちに等しい引き分けでした。藤本選手、古橋選手らFWがその働きをして得点を重ね、敗戦から引き分けに持って行きました。一方でスタメンで出場した若手選手の連携や積極性があまり見られず、後で出場したレギュラーメンバーとの力の差を見せ付けられる結果となってしまったのはチームとしては残念なところでした。

スタメン&フォーメーション

予想と違いフォーメーションは3バックで始まりましたが前半スタート時点で大﨑選手がアンカーポジションに入り4バックになっていたので、調整しながら臨機応変に切りかえているようです。
イニエスタ選手、フェルマーレン選手、ドウグラス選手は恐らく怪我のための出場見送りです。過密日程の影響が出てきています。

FW 小田 藤本 小川
ハーフ 安井
WB 初瀬 山口 藤谷
SB 渡部 大﨑 菊池
GK 飯倉

 

前半ハイライト

前半は完全に横浜にボールを握られていました。そんな中で前半18分に一瞬の横浜の連携のミスを見逃さず藤本選手が1点を決めたのは素晴らしかったです。

でも、言い方は厳しいかもしれませんが神戸の前半の見どころはそこだけとなってしまいました。後は防戦いっぽうとなってしまいます。パスも落ち着きどころが無く相手にとって脅威とならない場所でのパス回しが多かったです。前半での中盤の選手のポジション比較では横浜の扇原選手が神戸陣内に入っていることが多かったのに対して、神戸の山口戦手は自陣内にいる時間が長く守備に追われていたことが伺えます。

結局、先制点を奪いましたが守りきれず前半27分に横浜の仲川が神戸のDFを引き付けてからMジュニオールにパスを送り、狙い済ました鋭いシュートで同点とされます。

その後も横浜の勢いを止められず、ボールをドリブルでPA内に持ち込んだMジュニオールを手で引っ張って倒してしまいPKとされ、それを冷静に決められ逆転されます。

その後もいつもなら小気味のいいパス回しでボールをつないでいた神戸に連携がほぼ見られずそのまま1-2で前半終了となりました。

後半ハイライト

後半6分にいきなり初瀬がPA手前からのFKのチャンスでした。初瀬なら正確なキックで十分狙える距離でしたが惜しくもキーパーにはじかれます。
その後のCKで渡部のヘディングシュートも枠をとらえられず

その後も流れを変えることができず後半8分に左サイドからの扇原の鋭いクロスに仲川が走り込み追加点を奪われ更に点差は開きます。

後半17分にフィンク監督がついに動きます。小田に代えて古橋、初瀬に代えて酒井、藤谷に代えて西、菊池に代えてサンペールを送り込みゲームの流れを変えに行きます。

4人が入ったことで明らかに流れが神戸に向きます。先ほどまでが嘘のようにボールがつながり始めます。両サイドの酒井、西、そしてサンペールの中盤での安定したボール保持でサイドから攻撃の起点を作り始めます。左右へボールを大きくサイドチェンジをし横浜の素早いチェックを無効にします。

サンペールのCKを藤本が頭で角度を変えてボールがゴールに向かいますが横浜ティーラトンが弾きます。

横浜も後半25分に3人の選手交替で流れを変えに来ます。

その直後ジュニオールサントスのゴール前での飯倉との一騎打ちでピンチを迎えますが、飯倉が足でブロック。ナイスセーブでピンチをしのぎます。絶対に決められたと思った瞬間でしたが、ナイスセーブでした。

後半28分古橋の裏への抜け出しを横浜DFがたまらず手で抑え神戸がFKを獲得し、そこから3連続でCKのチャンスを得ますが、得点にはつながりませんでした。

その後も神戸がボールを握りボール保持で横浜を圧倒しますがなかなか得点までつながらず試合も終盤を迎えた中、後半45分についに藤本が横浜ゴールをこじ開けます。
左サイドからドリブルで駆け上がった酒井が中央へセンタリング。そこへ走り込んだ藤本がゴール右へダイレクトに蹴り込み1点差に詰め寄ります。

アディショナルタイムは5分。一気呵成に追いつきたい神戸。その思いを見事に体現したのがサンペールからの絶妙なDF裏へのパスとそれに反応した古橋のスピードでした。裏へ抜け出した古橋に横浜DFが手で掴もうと手を伸ばしますが届かないスピードで走りぬき、飛び出したGKの頭を超える芸術的なループシュートで怪我明けから初のゴールを決めついに同点。

あと1点で勝ち越し逆転という勢いを持って走りぬいた神戸でしたが、試合終了。でも、よく追いついた試合でした。

まとめ

試合結果
3-3
25周年の復刻ユニフォームで望んだ試合。チームの歴史を背負って戦った神戸戦士たちでした。

明らかに押されていた状況からよくあそこまで追いついてくれました。

古橋選手が怪我明けからなかなか得点をできていなかったので、今節でやっと吹っ切れたのではないでしょうか。

藤本選手はなかなか先発起用のチャンスが無い中、結果を残したのでこれから出場機会は増えると思います。

前半流れをつかめなかった若手選手たちでしたが、肩を落とさずに思い切ったプレーをしてゴールに向かう姿勢を貫いてほしいと思います。小田選手は出場機会が増えたので相手選手からのマークは厳しくなっていますが、それも相手から危険な選手と一目置かれた証拠だと思い乗り越えていってほしいですね。

次は川崎とのルヴァン杯です。強敵続きの過密日程ですが、若手の成長とレギュラーのダメージ回避にうまく5人の交代枠をつなげていってほしいですね。今回の様に初めに若手スタメンで試合に入り、うまく行けばそのまま試合を進め、今回の様にうまく行かなければレギュラー選手が入る形がいいかも知れませんね。