ルヴァンカップとはどんな大会?ルヴァンって何?
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9/2にノエスタで開催されたルヴァンカップ準々決勝はリーグトップを走る川崎フロンターレとの1戦でした。結果は0-6で川崎の圧勝でした。前のリーグ戦の試合では最後に神戸が意地を見せ同点に追いついたのですが、今回は前半に3点を入れられほぼ試合を決められてしまいましたね。

そんな盛り上がりを見せているルヴァンカップですが、そもそもルヴァンカップって何?とかルヴァンって何?と思ったことはありませんか?ここではそんな疑問にお答えします。

そもそもルヴァンカップの始まりは?

1991年7月にJリーグが発足し、その前身であるJSL(日本サッカーリーグ)が1992年3月29日に閉幕し1993年5月15日にヴェルディ川崎対横浜マリノスの試合でJリーグが開始されることが決まっていました。

このJSLの閉幕からJリーグの開幕まで約1年間。プロ化することを考えるとこの1年間の空白期間はよくないということで、初代チェアマン川淵三郎氏がカップ戦を思いついたのです。このカップ戦は1990年、1991年にコニカが冠スポンサーとなって開催されたコニカカップの成功体験があり企画を思いついたのです。

川淵氏はコニカがプロ化した後もスポンサーになってくれるものと思っていたのですが、断られてしまったのです。

そこで新しいスポンサーを探していたところで手を挙げたのがヤマザキナビスコ(現ヤマザキビスケット)社長飯島茂明氏でした。飯島氏は若い日にイギリスの企業に留学しており、そこでサッカーがイギリスの様々なところで楽しまれているのを目の当たりにしサッカーのポテンシャルを感じていたので、その当時はまだJリーグの成功は全くの未知でしたがスポンサーになることを話が来た時に即決しました。

この川淵氏のアイデアと飯島氏の先見の明がルヴァンカップの始まるきっかけとなったと言えますね。

それでルヴァンカップって名前はどこから来たの?

その様なきっかけで1992年よりヤマザキナビスコが冠スポンサーで始まり、「Jリーグヤマザキナビスコカップ」とか「ナビスコカップ」と呼ばれ2016年まで20年あまりも続いてきました。

そのナビスコカップが何故変わったのか?

2016年8月31日にヤマザキナビスコがアメリカのモンデリーズ・インターナショナルと結んでいた「ナビスコ」ブランドのライセンス契約終了に伴い9月1日より「ヤマザキビスケット」に社名変更します。
それに伴ってヤマザキビスケットがリッツに替わって発売するクラッカーのブランド名「ルヴァン」にちなみ「JリーグYBCルヴァンカップ」と名称変更されて今に至るのです。商品名が名称に入るのは珍しいことなのですが、長年スポンサーとして一緒にやってきたJリーグからの申し出で新しいブランド商品の知名度の向上に貢献できればとの思いでこの提案を出したとのことです。

ルヴァンはヤマザキビスケットのクラッカーのブランド名なんですね。

参加チームはどうやって決まるの?

2020年のルヴァンカップはコロナの影響で試合日数の確保が困難なため、例年より少ない試合日数でスケジュールが組まれています。

最初はJ1は全チーム参加でそこからグループに分かれて参加チームを決めていくのです。

まずグループステージという総当たり戦があります。

これは、ACL出場権を持っている横浜Fマリノス・ヴィッセル神戸・FC東京を除くJ1の15チームとJ2の松本山雅の計16チームを各4チームの4グループに分け、3試合の総当り戦で各グループの1位チームと4チームを選びます。それから各グループ2位のチームから勝ち点などで順位を決め、その中の1位を選出し各グループの1位の4チームと加えて5チームを決定します。

ここからプライムステージというトーナメント戦が始まります。

グループステージで決まった5チームとACL出場権を持つ3チームを合わせた8チームで1試合制のトーナメント戦で優勝を決めます。

9/2に行われたのはこのトーナメント戦の準々決勝でした。

ちなみに準決勝は10/7(水)、決勝は11/7(土)に開催されます。

上位3チームにはご褒美が!

優勝 賞金7千5百万円、Jリーグカップ(チェアマン杯)、JリーグYBCルヴァンカップ(パートナー杯)、メダル

2位 賞金2千5百万円、楯、メダル

3位 1クラブにつき賞金1千万円、楯

チームにもらえるものなので、もらった後、チーム内でどの様に分配されるのか気になりますね。

また、優勝チームには例年コンメボル・スダメリカーナ杯の南米王者と決戦できる権利がもらえるのですが、昨年の優勝チームでの開催は東京五輪が開催予定だったとのことでで中止になったようです。今年はどうなのでしょうか。

最優秀選手賞・ニューヒーロー賞で個人表彰もある

最優秀選手賞は決勝戦で最も目覚しい活躍をした選手に贈られる賞です。受賞者には記念トロフィーと賞金100万円とヤマザキビスケット製品1年分がもらえます。1992年の初代受賞者はキング・カズこと横浜FCで今も現役でプレーしている三浦和良選手でした。先日引退した内田篤人さんが尊敬していたという小笠原満男さんはなんと2002年と2015年の2回受賞しています。

ニューヒーロー賞は準決勝までの試合で最も目覚しい活躍をした21歳以下の選手に贈られる賞です。受賞者には記念トロフィーと賞金50万円、そしてヤマザキビスケット製品1年分がもらえます。1996年に創設された賞で初代受賞者は元ジュビロ磐田の監督だった名波浩さんでした。この賞に関してはそれまでに受賞歴の無い選手が選ばれるということで複数回受賞はありませんが、受賞した選手には元日本代表キャプテンを務めた長谷部誠選手や宇佐美貴史選手、原口元気選手、井手口陽介選手などA代表に選出される選手が多いことから、若手選手の登竜門と位置づけられています。

まとめ

ルヴァンカップの由来についてお話ししましたが、カップ戦の歴史は28年と長いのですがルヴァンカップになってからはまだ5年ということで、ルヴァンカップという名前に馴染みがない方もいるのではないでしょうか。これが、以前聞いたことのあるナビスコカップの呼び名が変わったものだということがわかり、個人的にはすっきりしましたが皆さんはいかがでしょうか?
まだまだルヴァンカップ盛り上がりそうです。今後も注目します。