ヴィッセル神戸10/10(土)第21節柏レイソル試合結果速報
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ボールを多くの時間握っているチームが勝てるわけではない。そのことを思い知らされた試合でした。

とうとう三浦新監督の連勝にストップをかけられました。あの横浜Fマリノスを破った勢いそのままに前回の借りを返すべく臨んだ第21節柏レイソル戦。

前回はイニエスタ、フェルマーレンを途中退場で欠いたためという言い訳を根拠に最強布陣で勝ちに行った試合でしたが、柏の江坂、オルンガを中心とした攻撃力、守備力は1枚上手でした。

スタメン&フォーメーション

スタメンは予想通りの布陣でした。過密日程はひとまずクリアし、中5日での試合ということでコンディションよく入れるとのことで前節と同じメンバーでダンクレーと大﨑が代わっただけでした。4-1-2-3が基本として定着しています。

FW 古橋 ドウグラス 郷家
ハーフ イニエスタ・山口
WB サンペール
SB 酒井 フェルマーレン・大﨑 西
GK 前川

前半ハイライト

神戸のキックオフでスタート。やはり中5日での試合ということで軽快なパスワークで柏の守備の隙をうかがいました。明らかに神戸がボールを握る時間が長く圧倒している雰囲気の中で「これは決まった!」と思った郷家のヘディングシュートを含むチャンスが何回かありましたが、神戸に昨季までいたGKキム・スンギュのナイスセーブもあり得点とはなりませんでした。

神戸が得点を奪えずにもたつくうちに柏のオルンガが決定力を見せつけます。前半20分PA右から柏在籍6シーズン目のクリスティアーノがセンタリングを上げ、そこにオルンガが倒れ込みながらヘディングシュート、これがゴール左隅にきれいに決まり神戸は先制点を取られます。オルンガは大きいですね。オルンガについていた身長187cmの大﨑が小さく見え、なぎ倒されるようなイメージで一緒に倒れ込みましたから。このワンチャンスを逃さずものにする決定力。やはりリーグトップの得点力がここでもいかんなく発揮され、やられました。

わかっているけど止められないオルンガにやられリズムを崩されたような神戸でしたが、相変わらずボールはキープしていました。しかし、決定的なところになかなか人とボールが入っていかないところが柏の守備力を物語ります。
イニエスタのチャンスメイクは素晴らしくボールの供給はされるのですが、あと1歩が届かない展開でした。中でも前半36分のドウグラスとのパス交換から放ったシュートは、GKの右手、つまりゴール左隅のニアサイドを狙ったシュートでしたがゴールポストに当たりおしくもゴールならずでした。

そして、決定機を逃した神戸にまたもや柏の決定力を見せ付けられます。前半39分右サイドからの川口の折り返しに走り込んだ江坂がクリスティアーノがはじいた球を落ち着いて決めきり2点目。神戸を引き離します。酒井が川口のセンタリングを通すまいと伸ばした足がわずかに届かず決められたところで、酒井が少し呆然と体育座りでたたずむ様子が映りショックを受けたのかなとの印象を受けます。

攻めなければいけない神戸は前がかりになり、守備が薄くなっていた印象があります。前半44分、今度は左サイドでボールを受けた神谷がドリブルで持ち上がり、そのまま鋭いシュートを放ちますがGK前川が弾いてしのいだ所へ右から走り込んだオルンガが再びシュートで3得点目。オルンガは独走の21得点目。神戸のゴール前が非常に薄かったところを狙われてしまいました。

今日は少し厳しいかなとやや諦めムードの中、追いかける展開のまま前半終了です。

後半ハイライト

柏のキックオフで試合再開。追いかける神戸は選手交替無く同じメンバーで後半スタート。
後半2分に山口がドウグラスからの折り返しでシュートを放つもキム・スンギュにキャッチされます。
その後、神戸サイドのコートでのボールの奪い合いの中で江坂がPA少し手前でフリーでボールを受けると少しボールを持ち上がり、そのまま神戸DFの間を狙いゴール右隅にグラウンダーのシュートを放ち、4点目。神戸は江坂を捕まえきれずに完全に柏のペースです。

その後もなかなか攻撃の糸口がつかめない中、後半13分に三浦監督が動きます。サンペールに代えて怪我明けの田中順也、郷家に代えて菊池が送り込まれます。神戸は3バックに変更し江坂をマークしはじめます。

すると、後半14分に久しぶりの試合復帰の田中がいきなりの大仕事をします。イニエスタから右サイドの西へのパスを西がワンタッチで中へ折り返し中に入った田中が軽く合わせシュート。神戸反撃の1点目。雰囲気が変わります。

柏も選手交替で対応しますがシステムを変えた神戸のディフェンスが機能し神戸が再びボールを握り始めます。後半30分に再びイニエスタから今度は左サイドの酒井へパス。酒井がPA内にドリブルで持ち上がり、センタリング。そこへドウグラスは届かず、その奥に詰めていた田中がボールを納め、再び落ち着いてコースを狙ったシュートで2点目。追い上げます。この辺りからもしかすると追いつけるかもしれないという希望が見え始めました。

その後は一進一退の攻防が続きますが、後半42分今度は右サイドの西のパスを受け走りこんだドウグラスがPA内で足をかけ倒され、PK獲得。押せ押せムードの中、イニエスタが落ち着いてPKを沈め3点目。

後半アディショナルタイムは5分ありましたがその途中でオルンガが神戸陣内でボールをキープし時計をうまく進めます。攻め急がず、時間を稼ぐクレバーなプレーは敵ながら見事な状況判断。そんな中、元神戸の高橋峻希が後半49分でファールで本日2枚目のイエローカードで退場し、1人少ない状況になりますが、反撃もここまでで柏が逃げ切り、神戸の連勝は4でストップ。三浦体制初黒星となりました。

まとめ

試合結果

3-4

9位につけていた神戸でしたが、今日の敗戦で同じく今日の試合に勝利した浦和に抜かれ10位と再び2桁に後退。レギュラーメンバーがそろっての4失点で守備の課題は変わらず残っているという印象となりましたが、0-4からよくここまで追い上げたということで田中選手の復帰弾に救われました。横浜戦から失点数が上がってきており、新体制の緊張感が少し無くなってきているのでしょうか。サンペール選手が2試合連続で途中交代ということで、このポジションの過酷さと難しさがうかがえます。三浦監督の定番フォーメーションも少しずつ変更が加わってくる可能性もありますね。

さて次節は2試合ぶりのホームゲームの大分戦。中3日での戦いとなります。上昇気流に乗りかけていたところでの失速で流れを失わないようにしっかりと勝ちをつかみたいですね。古橋選手の得点が見られず残念でしたので、次節期待ですね。